道観山稲荷社

どうかんやまいなりしゃ

解説

道観山稲荷社は普門院が別当です。
毎年2月の初午には、普門院の住職が別当をつとめ、神仏混同の時代のなごりを見る事が出来ます。

その初午祭では、江戸時代より継承される、北区無形民俗文化財の 「稲付の餅搗唄(いねつけのもちつきうた)」が、道観山稲荷講の人々によって披露されます。 この唄は関東大震災の前後まで残っていたもので、昭和四十年頃(1965)に、伝承が復活されました。 その名のとおり餅を搗く時に唄ったもので、細かく分ければ、餅を練る時のものが稲付千本杵餅練唄で、餅を搗く時のものが稲付千本杵餅搗唄です。

この辺りがまだ稲付村と呼ばれていた昔はズシ(辻子)と呼ばれる小地域共同体の若衆が、モヤイ(催合)と呼ばれる相互扶助的な慣行によって家々を回り一晩かけて餅搗の手伝いをする時に唄われていました。

道観山稲荷講の人々の「稲付の餅搗唄」はご希望により、いろいろな行事に出演可能です。

所在地赤羽西2-14-20
連絡先 道観山稲荷講
03-3900-8507
行事

初午祭

2月の初午の日 午前11時~正午頃

餅をつきながら唄をうたい、来てくれた人々に振る舞う

※2月最初の午の日が、節分の前の場合は次の午の日に行われる。

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