上田端八幡神社
かみたばたはちまんじんじゃ
解説
江戸時代の田端は田端村と呼ばれ、上田端と下田端にわかれていました。この八幡神社は上田端の村人の鎮守で、祭神は品陀別命(ほんだわけのみこと)です。
文治五年に源頼朝が、この地の豪族豊島氏と共に奥州の藤原一族を平定(奥州征伐)し、その帰路に駐留した証として、鎌倉八幡宮を勧請し、郷土の鎮守としました。別当寺は大龍寺です。
この付近の畑の中に、「争いの杉」と呼ばれる神木がありました。
高さは二丈五尺(約8.3メートル)、幹の太さは九尺(約3メートル)、遠くから見ると松にも見えたそうです。
奥州へ源義経を討伐に向かう途中の畠山重忠がこれをみて、家来と「松か杉か」で争ったという言い伝えがあります。
境内には白髭神社、稲荷神社、大山祇(ずみ)神社が祭られています。
説明板 | 北区教育委員会設置文化財説明板/村の鎮守の八幡神社 |
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所在地 | 田端4-18-1 |
連絡先 | 03-3828-2798 |
行事 | お祭り 8月中旬 節分祭 2月3日 15:00- 豆まき、子どもに福袋が振る舞われ、盛大に行われる。 |
花・木 | 桜・3月下旬ー4月中旬、紅葉(イチョウの大木10本、ケヤキの大木5本)11月下旬 |