大龍寺
だいりゅうじ
解説
大龍寺の創建は明らかではありませんが、慶長年間(1596-1615)に不動院浄仙寺が荒廃していたのを、天明年間(1781-1789)になって湯島霊雲寺光海の高足光顕が中興して、大龍寺と改称したと伝えられています。
本堂わきの墓地には、俳人・正岡子規、宮廷音楽家・E・H・ハウス、陶芸家・板谷波山、柔道の横山作次郎などの著名人が永遠の眠りについています。
正岡子規は、「静かな寺に葬って欲しい」と、日頃から弟子に話しており、武蔵野台地の端にあり、林に囲まれて静かなこの寺が選ばれたそうです。
お墓は大きくはありませんが、横に自撰の碑文があり、松山藩士の子であることや、陸羯南の日本新聞から貰っていた月給が三十円であったことまで書かれています。竹ノ里人の号に因んで植えたのか、墓の後ろには竹が茂っています。
説明板 | 北区教育委員会設置文化財説明板/大龍寺 |
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所在地 | 田端4-18-4 |
開館時間 | 9:30-16:00 |
トイレ・バリアフリー | 墓地内は所により車椅子の通行不能 |
休館日 | 毎週月曜日、1月4日~8日 |