与楽寺・賊除地蔵尊の伝承地
よらくじ・ぞくよけじぞうのでんしょうち
解説
宝珠山 与楽寺は真言宗のお寺で、江戸時代には20石の朱印高を拝領しました。六阿弥陀参詣の第4番札所です。 阿弥陀如来は女人成仏の本尊として有名です。
境内には、密教の思想を表した南北朝時代の四面に仏を浮彫りにした南北朝時代の石の仏塔(四面四仏石塔屋)や、江戸時代の巡拝塔、廻国供養塔などがあります。
昔、ある夜こと。盗賊が与楽寺に押し入ろうとした時、どこからともなく多数の僧侶が出てきて盗賊の侵入を防ぎ、遂に、これを追い返してしまいました。
翌朝、本尊の地蔵菩薩の足に、泥のついているのが発見され、地蔵菩薩が僧侶となって盗賊を追い出したのだと信じられるようになりました。
これより、本尊の地蔵菩薩は、賊除地蔵と称されるようになりました。 これが与楽寺の賊除け地蔵伝説です。
説明板 | 北区教育委員会設置文化財説明板/賊除地蔵尊の伝承地 |
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所在地 | 田端1-25-1 |
連絡先 | 03-3821-0976 |