岩淵渡船場跡

いわぶちとせんばあと

解説

日光御成道の最初の宿場町・岩淵宿から、川口宿に向かうための渡船場がありました。 渡船場は奥州との交通の拠点として古くから利用され、「義経記」(ぎけいき) によると、義経は川口からこの渡しを渡り、岩淵本宿を通り板橋へ抜けたことが うかがわれます。

江戸時代は将軍の日光東照宮参詣のために専用道が整備されました。 また、川口善光寺が名所として賑わうようになると、 開帳の時には船橋が架けられたそうです。

渡しは明治以降にも利用されましたが、交通量が増え、 新荒川大橋が開通するとその役目を終え、撤去されました。

説明板北区教育委員会設置文化財説明板/岩淵渡船場跡
所在地岩淵町41先
連絡先 飛鳥山博物館事業係
03-3916-1133

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