西ケ原一里塚

にしがはらいちりづか

解説

一里塚は街道の一里(約4km)ごとに道の両側に築かれた塚で、その上には榎が植えられていました。 この一里塚は、日光御成道の日本橋から二里目にあたります。 23区内には18カ所あったといわれていますが、当時の位置を保っているのは西ヶ原一里塚と板橋区の志村一里塚の二つです。 二つの塚に挟まれた部分が江戸時代の街道の道幅です。

大正のはじめ、市電の延長のため塚が撤去されそうになったとき、渋沢栄一(しぶさわえいいち)や 地元町民、学識経験者らが保存を要請し、塚をさけて軌道がつくられました。 その時の記録が、「二本榎保存之碑」に刻まれています。国指定史跡。

説明板北区教育委員会設置文化財説明板/ 西ヶ原一里塚、二本榎保存之碑
所在地西ケ原2-13・4先
連絡先 飛鳥山博物館事業係
03-3916-1133

エリアへ戻る